毎回同じオープニングだけど毎回かっこいい

夜中にスカパーでサムライチャンプルーが延々とやっていてついつい見てしまう。
時代劇なのにめちゃくちゃ現代語入ってる。いつもチャンネルをパチパチ変えて最後に競馬チャンネルに行き着く父親も見入っている。あと音楽がカッコイイ。NujabesFORCE OF NATURE,fat jonとかが作ってるらしい。そらかっこいいわ。

今更ながら「高校生のための文章読本(筑摩書房)」を読んでいます。うちの高校は読書の時間用とか言ってみんな買わされたと思うんですが、その当時は全く読まなかった。「自分の心を自分の言葉で語る」というのを目標に、夏目漱石魯迅谷川俊太郎坂口安吾村上春樹筒井康隆などのほかにモーツァルトつげ義春武満徹淀川長治とかほんと幅広い人たちのの文章を取り上げ、「自分の言葉で」文章を表現するためのヒントが書いてあります。

読んでいて納得したのは、「こんな文章が書けたらいいな、と思った瞬間にその文章は私たちの内部へ忍び込んでいる」「影響というものは本当は受けるよりも、そこから抜け出すことのほうがむつかしい」ということ。自分の言葉なのか他から影響を受けた言葉なのかわからなくなってしまう。自分から出てきた(と思った)すごくいい(と思った)言葉が実は既出の他人の言葉だったり。(モー娘。の彼女はそれが簡単に世に出てしまう、ニュースになってしまう立場であることにちょっとかわいそうだなと思う。軽率だったなぁとも。)そのような模倣とは逆に「こんな文章は書きたくないな」という反発もある。そこから自分の個性がでてくるのだと。
なかなか自分にしかかけないことを人から見てわかりやすく表現するのは難しいなとさらに思ったけど、知らず知らずのうちに自分はきっといろんな文章から影響を受けていることを自覚していなかったし、これこそが自分の言葉だと思って文章を書いているか、と考えたことも無かったので良いきっかけになったと思う。この本をチョイスした高校の先生に今更ながら感謝しました。